看護スタッフによる「看護だより」

第31回のテーマ「超音波検査」

こんにちは。

春の季節になりました。
花粉症をお持ちの方にはつらい季節かと思います。
新型コロナウィルス感染症が5類になってからは、マスクの使用者が減って来ておりましたが
花粉症をお持ちの方にはマスクがまた必要になってくる季節ですね。

第31回目テーマは『超音波検査について』です。

当院は甲状腺・乳腺の専門クリニックです。
甲状腺と乳腺の検査する際にはいくつかの検査があることを以前の看護便りでもお伝えしてきました。
その中で病気を診る上で大切な検査のひとつが超音波検査です。

当院では、特に初めて受診される方はほとんどの場合に超音波検査を受けて頂いております。

超音波検査は簡単に言うと人間には聞こえない高周波の音波を使って
臓器・組織から反射して返ってくる超音波を捉えて画像化する検査です。
検査には痛みは全くありません。
検査する部位に温かいゼリーを付けながら検査をします。

妊娠中の超音波検査は被ばくなどの可能性はありませんので胎児に影響を及ぼすことはありません。
そのため必要時妊娠中でも検査をさせて頂きます。

また、検査に使用しているゼリーも界面活性剤、香料、着色料を使用していないものを使用しているので安心です。
アレルギーなどの起こりにくいゼリーを使用していますが、万が一検査後に皮膚にトラブルがあった場合は御相談下さい。

検査後に皮膚に付着したゼリーは温かいタオルをお渡しして拭き取って頂いております。
それでも拭き残しがあったりなど不快な感じが残る場合は検査技師にお伝え下さい。

こちらも一緒にご覧下さい

<甲状腺の超音波検査>
・首の辺りにゼリーをつけながら検査します。
 ネックレスが汚れないように、あらかじめ外した状態でご来院下さい。
 また、洋服にゼリーが付着しないようペーパーで保護しながら検査を行っていますが、
 襟が開いている洋服で来院されることをお勧めしています。
・仰向けで検査します。
 検査しやすいように首を少しそらすために肩枕を入れて頭が少し下がった状態で検査します。
 腰痛や体調不良などで体位がつらい場合は遠慮なく検査技師にお伝え下さい。
 血圧がもともと低い方、めまいのある方は検査後ゆっくりと起き上がって頂き、
 気分不快にご注意下さい。

<乳腺の超音波検査>
・上半身を脱いで検査します。
 ワンピースではなく、できれば上下分かれている洋服でご来院することをお勧めします。
 着脱しやすい洋服でご来院下さい。

検査についてご不明な点等ありましたら、医師または検査技師にご相談下さい。

甲状腺や乳腺に気になる症状がある場合は、まずは受診してご相談ください。
(当院は、原則風邪等の一般内科の診察は行っておりません。)
初めての方はこちらからネット予約も可能です。
お電話でのご予約も承っております。