看護スタッフによる「看護だより」

第22回のテーマ「『バセドウ病の方の夏の過ごし方について』」

こんにちは。

また春の季節が来ました。
クリニックも今年で8周年を迎えます。
去年から世界中でウィルスの流行があり、とても大変な試練の年が続いています。
少しずつ暖かくなり外出をしたい気持ちを抑え、まだまだ感染に注意しながらの生活が続くと思われます。
今までのようには生活できないつらさもあるかもしれません。
ストレスを適度に発散して、自粛生活中でも新しい楽しみ方を見つけられるといいですね。

第22回目テーマは『バセドウ病の方の夏の過ごし方について』です。

春が過ぎるとあっという間に暑い夏の到来です。
バセドウ病の方にはつらい季節かと思います。

夏は特に病気でない方でも汗をかきやすく、体力が消耗しがちです。
バセドウ病で甲状腺のホルモン状態が安定していないと、夏はさらに体力を消耗しやすくなります。

バセドウ病の方への夏の過ごし方のポイントをお伝えしたいと思います。

ご自身が自覚しているよりも多くの汗をかいている場合があります。

  • 水分は小まめに摂取し、いつもより多めに摂りましょう。
  • 時々塩分、ミネラル、電解質が含まれている飲み物、食べ物を摂取しましょう。
    例】アクエリアス、ポカリスエット、塩の入った飴、梅干しなど
  • 炎天下の中に長時間はおらず、なるべく涼しいところで過ごしましょう。

甲状腺のホルモン状態によっては、安静にしていても運動しているような体力の消耗をしている場合があります。

  • サウナ、ホットヨガなどあえて暑い時期に汗をかくような行為は避ける
  • 激しい運動は避ける。

夏に限りませんが、甲状腺ホルモン状態が安定していない方は出血を伴う処置を避けましょう。

  • 歯を抜く
  • 手術をするなど

以上のような処置をする予定がある場合は甲状腺のホルモン状態の安定が優先となります。

当院の担当医にまずはご相談して下さい。


甲状腺や乳腺に気になる症状がある場合は、まずは受診してご相談ください。
(当院は、原則風邪等の一般内科の診察は行っておりません。)
初めての方はこちらからネット予約も可能です。
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TEL:03-5957-3443