看護スタッフによる「看護だより」
第27回のテーマ「『止血ベルト』」
こんにちは。
今年もまた寒い季節となりました。
一昨年から新型コロナウィルスの状況ですが、皆様にご協力頂きまして、診療を以前のように継続しております。
スタッフ一同お礼申し上げます。
寒さも強まるこの季節はコロナに限らず、インフルエンザなどの流行性疾患には注意が必要です。
引き続き私共も感染対策を行っていきます。
急なお体の変化や発熱時はこれまで同様、受診の時期をご相談お願いします。
第27回目テーマは『止血ベルト』です。
当院では来院された患者様に必要に応じて採血を実施させて頂きます。
例えば甲状腺疾患でおかかりの方の場合は、ホルモン量が適正であるか、過剰になってないか、不足していないかを知ることができます。
検査結果を医師が確認して皆様にお伝えします。これがおひとりおひとりに合ったお体に必要なお薬を処方させていただく仕組みです。
「毎回採血がある」「血を見るのは怖い」「針を刺されるのは嫌」とお感じになる方も多いことでしょう。
必要な検査でありながら、受け入れ難く感じられるのは他ならぬ痛みを伴う検査だからではないでしょうか。
担当する私達も、その思いを重々受け止め、検査では皆様に確認をとらせていただきながら安全に終了するよう努めています。
もし何かいつもと違うことをお感じになるときは、時間を空開けずスタッフにお申し出くださるようお願いします。
医師に必ず診察対応させていただくためです。
さて、2022年6月から当院では採血後の止血バンド固定を開始しています。
採血後に血液が血管から漏れ出ることを防ぐことが目的です。
採血終了時の止血は表面に血が出て来ない状態であって、完全に止まりきったものではないこともあります。
ですので、その後もテープの上にコットンを付け5分間の圧迫をお願いしていますが、
・お薬の副作用で出血しやすい方(抗凝固剤をお飲みの方)
・お体の調子で圧迫しづらい方
・お子様が一緒で両手を塞がれたくない方
・杖やお荷物で押さえられない時
これらの方には、止血バンド使用のお声かけをさせていただいております。ぜひご使用ください。
又前回内出血になった、止血バンドを使用したいなどの希望も積極的に承ります。どうぞ遠慮なくお申し出ください。
今後とも安全な医療態勢を作れる看護部でありたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。
甲状腺や乳腺に気になる症状がある場合は、まずは受診してご相談ください。
(当院は、原則風邪等の一般内科の診察は行っておりません。)
初めての方はこちらからネット予約も可能です。
お電話でのご予約も承っております。
TEL:03-5957-3443
- 第33回当院の骨粗鬆症検査と心掛けていること
- 第32回甲状腺とヨウ素
- 第31回超音波検査
- 第30回正しいマスクの使い方
- 第29回クリニックリニューアルについて
- 第28回『マンモグラフィ』
- 第27回『止血ベルト』
- 第26回『乳腺の痛み』
- 第25回『橋本病やチラーヂン内服中で妊娠された方へ』
- 第24回『当院で採血検査を受けられる方へ』
- 第23回『甲状腺の術後のお傷のケアについて』
- 第22回『バセドウ病の方の夏の過ごし方について』
- 第21回『授乳中で乳腺炎と考えられる症状をお持ちの方へ』
- 第20回『もしかして甲状腺の病気??』
- 第19回『健康診断の結果をお持ちの方へ』
- 第18回『更年期と甲状腺』
- 第17回『小さなお子様連れの患者さんへ』
- 第16回『当院での医療連携について』
- 第15回『乳房の日々のケアについて』
- 第14回『南池袋パークサイドクリニック受診される方へ』
- 第13回『感染予防対策について』
- 第12回『骨粗鬆症予防の運動について』
- 第11回『骨粗鬆症予防の食事・栄養素について』
- 第10回『骨粗鬆症と検査法について』
- 第9回『甲状腺ホルモン薬の飲み方』
- 第8回『亜急性甲状腺炎』
- 第7回『不妊治療における検査と甲状腺』
- 第6回『バセドウ病と不妊症について』
- 第5回『橋本病と不妊症について』
- 第4回『女性にとって身近な良性疾患《乳腺症》について』
- 第3回『乳がんのセルフチェック(自己検診)方法』
- 第2回『意外な症状に潜む副甲状腺の病気』
- 第1回『バセドウ病の治療薬をスタートするにあたっての注意点』